シロ


15 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 03:32:09 ID:nChpDipn0
小さい頃、飼ってた犬の話をしてみる。
オレが生まれた頃ネーちゃん達が真っ白な犬を拾ってきた。名前をシロってんだけど
物心が付いたころにはシロを子分みたいにしてた。オカンに「家出する!」といって犬小屋を占拠
したり、絵の具で落書きしたり・・でもまったく怒らなかった。さらに調子に乗るオレ。
消防に上がってもオレは散歩も連れて行かないし、シロのおやつ(魚肉)をオカンに内緒で
食べたりしてた。でもシロはオレが帰ってくるとキャンキャン尻尾フリフリだった。
幼稚園時みたくでいいから遊んでクレーみたいだったがそれでもおれは相手にすることなく
遊びいてきまーだった。
ところがある日学校から帰ってくるとシロの様子がおかしかった。
「ハアハア」言ってるし飯もまったく食わない。医者に見せたら
「どこかで殺鼠用のエサを食べたようだ」と言われた。
その時オレはハッと気づいた。前の日、何年ぶりかに散歩に連れて行った時、公園で
何かをモグモグ食べてたが気にもせずにうまかろうぐらいに思ってたの思い出した。
でもネーちゃんはギャンギャン泣いてるし オカンはハンカチぬぐってるしで
とても言えなかった。
ガキながらに死んだらもう二度と会えないんだってのが初めて気づいて
今までの思い出が走馬灯のように走った瞬間、死ぬほど泣いた。
そして今まで傍にいてやらなかったことをすごく後悔してまた泣いた。
そん時初めて神様に祈った「いい子にするから神様 シロを助けて!」って心の中で何回も叫んでた。
オカンが「もう今日は布団に入りな」っていっても「絶対いやー!」といって傍にいたが
ガキなのでそのまま寝てしまった。
そして朝ネーちゃんが飛び起きてきて夢でシロがありがとって言ったいう。
おかんも夜中シロがきて同じことを言いフランダースみたく家の天井を走って行ったという。
びっくりしてシロを揺すってみると硬くなってた。
苦しい顔じゃなく笑ったような顔で死んでた。頭が真っ白になりそうだったが最後会いたかった
きもちが強くて尻尾を強く握って「オレにもなんか言ってよー!!」と言うと
「プウ〜〜〜〜プス」と・・・・超くさかった・・orz やっぱりなって顔の親父がニヤニヤだった。
オカンの「お母さんにはアリガトウに聞こえた!」とかのフォローが憎かった。
長文スマソ
  
16 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 03:39:35 ID:nChpDipn0
>>14 すまん!かぶった!この時間にレスしてる奴がいるとわ。気づかんかったw
  
17 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 03:49:03 ID:yQd1szuH0
>>16
スレが盛り上がるのは良い事だ!気にするな!(`・ω・´)
  

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