時計の妖精


147 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2017/06/29(木) 07:53:14.23 ID:2UPOCq6cO
小学生の頃、父が趣味でバレーをしていて試合があったので応援に行った。
最初は一生懸命応援していたが直ぐに疲れて、暇を持て余していた。暇で、何となく体育館を見渡していると時計が気になった。
応援してる母に、時計を見てと言うと若干面倒臭そうだったが見てくれた。
それと同時に、長い針が12時に回ろうとしていたが一気に長い針が6に落ちた。長い針が頑張って7に向かおうとするが、6に戻るのを繰り返した。
多分電池が切れかけだったんだと思う。タイミングが良くて笑ったけど、長い針が頑張って7に向かおうとする姿を見て阿呆なので自分は時計を応援した。
応援したら、何故か時計が一時間戻ったので
「違う違う。一時間とあと15分進んで」
と言ったら、きっちり一時間と15分進んでくれた。それからは、ちゃんと時計が進んでくれた。
試合が終わって帰る時に見たら、時計が止まってしまってたので体育館の管理をしてる人に一応報告。
すぐに長い棒を使って取ってくれて、時計を見せてくれた。
てっきり体育館に嵌め込むタイプで、私の阿呆な発言に付き合ってくれた人でも居たんじゃないかなと思ってたけど、普通の壁掛けの電池式で自由自在に動かすのは難しそうだった。
そもそも他の人達もバレーの応援していて私の声が、かき消されていたから遠くにあった時計に声が聞こえる訳はなかった。
遠隔操作出来るタイプの時計なのかもしれないけど、家では時計の妖精がいたことになっているww
 

コメントを読む
外伝9 次の話
Series Menu (1列) (表)
外伝9 Menu (1列) (表)
1列メニュー Top

名前:
コメント(空白なら拍手のみになります)

 送信