兄のアパート


579 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/08/08(土) 00:21:29.16 ID:AcTCcR1YO
結局書いてしまいました。面白くなくて、すみません。

就活で、兄が住む県に行った時のこと。
元々一晩、兄宅に泊めて貰う予定でした。兄の住んでいるアパートは、割と繁華街に近い。
なのに、アパートは格安。空き部屋も多い。
そんなアパートに兄は住んでいた。
兄「目の所が窪んだお婆さんと赤ちゃんが出るんだ」
等と兄はアパートが安い理由を新たに言ってきたが、どう見ても建物が古いのが安い理由だと思う。
玄関に入ると盛り塩があった。
兄「出るって言ったら、母さんが置いて行った」
私「そういや、幽霊を入れないようにどうしたら良いか母が訊いてたわ」
兄「盛り塩の提案者お前か」
私「私だ」
兄曰わく、盛り塩をしてると盛り塩に猫みたいな足跡が出来たり水をかけたかのように、ぐっちょり濡れてるようになるそうな。職場の同僚からは、嫌な雰囲気のアパートだと言われてもいたらしい。
私「建物が古いからね。しかも窓開けてないから、じめっとしてるんだよ。猫に塩を与えるな」
兄「与えてない。玄関に置きっぱなしだから、猫は侵入しない」
色々話して、お婆さんと赤ちゃんの話題になった。
私「いつ出るの?」
兄「大体、一時ぐらい」
一時になった頃。何も出なかったので、
私「客(私)が来て遠慮してるみたいだから、寝るね」
兄「おう」
 
580 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/08/08(土) 00:45:59.54 ID:AcTCcR1YO
朝、兄の悲鳴(?)で起きた。
私「うっさい」
兄を蹴ると寝ぼけた顔をされた。
その日、自分のアパートに帰宅。
3日後、兄から電話が来た。
兄「お前何をした?」
私「は?」
兄「お前が泊まった日から、お婆さんと赤ちゃん出なくなったんだけど」
私「知らんわ。ホラーゲームのやりすぎで、お婆さんと赤ちゃん見たんじゃない?」
兄「いいや。自分以外にも何人か見てるんだ。で、お前が泊まった日の朝、お婆さんと赤ちゃんが混じったような声の悲鳴が耳元でしてさ…。それで悲鳴上げたら、お前に踏まれた」
私「踏んでない。蹴ってから踏んだ」
兄「やっぱり踏んでんじゃねえか!しかも、盛り塩がぐっちょり濡れてないし猫みたいな足跡が出来ないし。なんだか空気も良くて。同僚からは、アパートの雰囲気変わった!ってびっくりしてた。なんかお祓いとかしたのかと」
私「兄より先に寝てたのにする時間があると思う?出来ない出来ないwwお祓い出来るなら、まずその道に進んどるわ。ラノベ読み過ぎじゃない?ホラーゲームとかしてないで、部屋片付けろよ」

結局幽霊は見れなかったし、自分の居ない所でなんか解決(?)してるしで大変面白くない話でした。私もビビりだが兄も充分ビビりという話でした。
オチがなくてごめん。
 

コメントを読む
外伝8 次の話
Series Menu (1列) (表)
外伝8 Menu (1列) (表)
1列メニュー Top

名前:
コメント(空白なら拍手のみになります)

 送信