百鬼夜行


469 名前:ホモップルと喪女[] 投稿日:2013/12/29(日) 23:52:43.62 ID:r+m4p4kts
ホモップルと幼女背負ってる喪女です
笑えるかわからないのですが、百鬼夜行のようなもの見てしまいました

冬至ちょっと前、友人と食事して帰りが深夜近くになった時のことです
酔い覚ましに家まで秋の台風で土砂に埋まった川縁の道を歩いていたら、不意に妙な雰囲気が
立ち止まった途端、コートの袖を引っ張られた
変質者か!と振り返るとお坊さん
お坊さんが無言でしーっと黙ってろという手振りした
そのうちに若い武士と幼女、二人より透けてる人たちが私の周りを包囲
何事かと思ってたら、幼女がちょいちょいと川の方を指差した
ちらっと横目で見ると、月明かりが照らす川底をうごめく影
よくよく見ていると、手足が生えたでっかい柿、羽根が生えた毛玉、もこもこででっかい猿とかがごちゃっといた
全部化け物なんだけど、デフォルメされた絵巻物の百鬼夜行みたいな愛嬌がある姿だった、ちょっと可愛かった
そいつらが提灯とシャベル持って行列組んで、時々溜まってる土砂ほじくりつつ下流に向かって歩いてた
何これと幼女を見たら無表情でしーっと人差し指で唇押された
若い武士もお坊さんもボヤ〜とした人たちも無表情
化け物より周りの無表情の後ろの人たち方が怖かった
しばらくそこでじっとさせられてたら、道の前方から母の車が
クラクションならされてはっと気がついたら、百鬼夜行はいなくなってて周りは幼女だけ
とりあえず乗り込んで帰った後、母に迎えに来てくれた理由聞いたら「急にコンビニ行きたくなってね、ついでに迎えに行こうかなって思ったの」とのこと
誰か呼んでくれたってことだろうか?

次の日からはお坊さんも若い武士も幼女も通常営業
川に百鬼夜行とか何かがいたのもあの日だけ
ちょっと不気味でした
 
470 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2013/12/30(月) 00:15:43.52 ID:WmqLtiL20
鴨野忠明が意中の女房の元へ向かっていたある時。
「お師匠様、お師匠様。前から何やら物の怪が参ります」追従の童子が車中の忠明に声を掛ける。
その声で目を覚ました忠明は、外を見るや否や静かに呪を唱え牛車の気配を消した。
暫くすると、様々な姿の物の怪が牛車の横を通り過ぎていくのが見えた。
百鬼夜行である。
これに見つかれば、人も牛も骨一本残らぬ程、食べ尽されてしまうとの事だ。

幼い頃から、この世の物では無い物を見る力があったと言われる、この童子は後の大陰陽師、安倍晴明その人であった。

いや、御伽草子の話だけじゃなかったんですね、百鬼夜行。
御無事で何よりでした。
 
473 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/03(金) 19:04:11.06 ID:mvCXzQQfO
>>470
>百鬼夜行

古い邦画ですが、大映の「妖怪百物語」で映像化されてますね。アレは妙に妖怪が楽しげでしたが。
 
474 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 08:09:45.47 ID:WgBZzYTwO
>>469
フィクションで恐縮ですが
物の怪らんちき戦争という作品で、強い霊力をもった主人公が百鬼夜行に遭遇し魂を持って行かれるという話があったのを思い出しました
周りの方たちの様子は夜行に見つからないためのステルスモードなんでしょうが…
常ならぬ無表情で囲まれ、と想像するとなかなかに怖い

ご無事で何よりでした。お母さまGJ!
 
475 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 10:55:16.89 ID:xTG97hRY0
>>474
まさかここで夢来鳥ねむ作品を知ってる同志に会えると思わんかったw


本来百鬼夜行って見つかったら即終了レベルの怪異だもんな
本当何事もなくてよかったよかった
 
476 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 11:54:07.77 ID:vHvNE08sO
百鬼夜行一行は、何ゆえ土手をシャベルでほじくってたのだろう。
 
477 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 11:56:59.25 ID:eGKkxON90
川の補修じゃない?
 
478 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 12:22:58.21 ID:rg9Clq6x0
昨年は川の被害も多かったし、百鬼夜行の皆さん達も心配してくれたんでしょうか。
妖怪さん達ですら国土の安寧の為に汗を流していると云うのに、自分ときたらおせちを食べて
ぶくぶくと太るばかり。
見習わないといけないですな。
 
479 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 14:12:05.39 ID:is3c4C6B0
百鬼夜行って、基本妖怪達の乱痴気騒ぎ行進じゃないのかと。
で、彼らにとって、人の魂とか霊気はご馳走だからだから、見つかったら即アウトだと思われる。

安倍晴明の逸話しかり、昔話でも『息を殺して通り過ぎるのを待った』とかあるしね。
あんまり良いモノではない事が多いから、存外堤防に弱いところを作っていったのかもしれん。
もしくは、ご馳走になる生き物を掘り出していたとか、かもね。
 
480 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/04(土) 23:58:51.27 ID:WgBZzYTwO
>>475
物の怪らんちき戦争は読んだ当時はフィクションとして面白いと思うだけでしたが
あれこれオカ知識増えた今読み返すと色々と深い作品だなあと感心頻り。
守護してる後ろの人達は日々守護してる、人知れずボロボロになりながらそれでも守れれば嬉しい、(姫さま守った巽)
でも消耗しすぎた結果守護対象に知られることなく消滅してしまうこともある(ルミの弟)、とか

これに出てくる狒々の話はマジgkbrモンでした。

>>469さんの遭遇した夜行の顔ぶれで毛玉?や猿がいたとあり、愛嬌ある姿として見えても実は結構ヤバイ相手だったのではなかろうか。
(後ろの人達総出でがっちりスクラム組んで469さん隠した程ですし)
 
481 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 14:02:06.47 ID:pZ23gcwS0
>>480
当時、そこの版元でバイトしてたけど、
作者の先生はマジで霊感ありだと聞いた記憶がある。
 
482 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/07(火) 15:51:07.38 ID:O4rSPGob0
>>481
そういや緋翔伝とか物の怪らんちき戦争とか
細部に妙なリアリティがあったような気がする

ホラー漫画や小説書いてる人の中には自分の経験参考にしてる人もいるのかもな
 
488 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/08(水) 02:58:27.60 ID:18mwuaqVO
>>481>>482
作者自身凄絶な霊体験する霊感持ちな上に、原作協力?してるアシさんが色々詳しい人だったみたい>物の怪
ご都合主義じゃない、いっそ理不尽にすら思える程シビアな世界の理みたいなのが話の根底にあって、それがリアリティ感じさせるのかもね
 
483 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2014/01/07(火) 16:50:19.22 ID:hWvOBrLas
皆さん凄いの目撃されてますね。私なんか通勤電車で亡くなっても通勤中の方と出勤するとかですよ。あと知人の生霊が天井いっぱいな大顔になって脅しに来たくらい…。
 
484 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2014/01/07(火) 20:39:27.72 ID:Lpd/oRYVO
どうしよう、私、幽霊の書き込み見ちゃった
 

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