グロと幽霊


218 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/10/08(水) 23:36:31.09 ID:BFN6CqC0c
友人腐女子から聞いた話。グロ注意。

刑事物の2次創作BLで
「殺人事件の被害者の脳が現場で見当たらない。皆が現場のワンルームをぐるりと見渡している中、
グロ一番苦手な刑事さんがふと台所にあった寸胴鍋(中身不透明の液体)のお玉を持ち上げた。
周りが慌てて『お前は駄目だ』と声を上げるも時遅し、お玉に行方不明の脳が。」
という話を読んで、うっはあ、これ他の人でも無理だろ、ていうか寸胴鍋フラグだろwww
と思い、そのまま最後まで読んだ。ちなみにこの部分は導入部であり本筋とは関係ない。
本筋はグロ苦手な友人の嫁(と書いて受けと読むらしい)であるところの刑事さんと、
そのシーンにもいる旦那(と書いて攻めt)とのラブ部分である。

その後彼女は寝ようとして目を閉じた。思い浮かぶのはお玉を持ち上げて固まった彼女の嫁の可愛い顔。
小説だったので青ざめる嫁のラブリー失神シーンは可愛さの想像とどまるところを知らず。
ぐふぐふしてたらなんと金縛りに。彼女は素敵妄想を遮られて怖さより立腹したらしい。
たしかこういう時は腹に力を入れて…などと金縛りを解く努力をしていたら粘着系?の女声が、
「…体験、してみたい…?」

後から考えればそれは脳みそを鍋で茹でられることを指しているんだと気が付いたのだが、
その時彼女は全くそうは考えなかった。
「とりあえず旦那の斜め右後ろから旦那の横顔と嫁の青ざめ顔が両方視界に入る位置でお願いしたい!」
と反射的に叫んでいた。当然金縛りは解けた。
もう声は聞こえなかった。

100%夢だと思われることはわかっているし、自分も半分そうなんじゃないかと疑っているが、
あの時はまだ寝てはいなかった。というか脳内ピンクでまだまだ睡魔の出番じゃなかったと彼女は言う。

同じく腐女子の私としては、
幽霊が一緒にBLを読んでいたのか、それとも友人の脳内妄想を覗いたのかが一番気になっている。
 

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