あばし


372 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/06(木) 20:41:51.42 ID:lcBYxPbk0
数か月前、昼寝していたら金縛りになった
部屋の空気が何だか異質で、まるで時間が止まっているかのような感覚

そっと目を開けると、横向きだったのでテレビが視界に入る
静寂の中、俺はあることに気付いてギョッとした

テレビラックの上に小っちゃな生首がいる

手の平に乗るくらいの大きさで、前髪で片目を隠した細めのイケメン顔

首しか無いのだが、なぜか俺はそいつを侍だと認識していた
なので時代劇っぽく話しかけてみることに

俺「何者だ?名を名乗れ」

しかし返事は無い

俺「名乗ることも出来ないのか?愚か者め」

調子に乗ってそう言うと、そいつは口を開き「あばし…」と名乗った
ますます調子に乗った俺は冗談混じりに茶化した

俺「あべし?」

すると首は「あ ・ ば ・ し …あばし…!」と二度も言い直してくれた

からかい甲斐のある真面目そうな奴でちょっと面白かった
(続く)
 
373 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/06(木) 20:43:31.80 ID:lcBYxPbk0
(続き)
実際には俺の声は出ておらず、念じた言葉が伝わっていた

俺「何の用だ?」

そう念じてみたが、正直眠くて面倒くさかった俺は少しイライラしてきていた
あばしにもそれが伝わったらしく、突然早口で喋り始めた

あばし「俺は…姫君…守る…逃げのびて…森の中…」

早送りのように長台詞を喋り、何言ってんのかさっぱり分からない
わかったのは上記の単語のみ
言い終えると満足したのか、口の動きが止まりニィっと微笑んだ

その直後、時間が動き出したかのように金縛りが解けて、部屋の異質な空気も元に戻った
そして首があった場所には…

目薬が置いてあった

俺は目薬と会話していたらしい…orz
目薬の器を借りて俺に何かを伝えるために現れたのかな?

聞き流してごめんよ…だって早口過ぎるんだもん…
それ以来あばしの首は出て来ない
 
374 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/06(木) 21:21:51.04 ID:l7xDAGIK0
ひいぃ ラノベよ
 
375 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/06(木) 22:05:25.27 ID:lcBYxPbk0
ん?ラノベ?よくわからんが文体が似てるのかな?
もう40近いおっさんなので読んだこと無いわい

Σ(; ゚Д゚)ハッ…!それとも文章が拙いって意味か?
だったら凹むぜ…orz
 
376 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/07(金) 01:12:43.33 ID:QYwM5TcGO
網走?
 
377 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/07(金) 04:02:45.93 ID:O3bodZ/D0
>>375
文章から中二病臭さが漂うってことだと思う
がしっ!ぼかっ!スイーツ(笑) じゃないけど。

〜た 〜た 〜た  とか
〜る 〜る 〜る  って
文末が連続して固まってるとラノベとか小学生の読書感想文に見えやすい
とワナビが言ってみる
 
378 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/02/07(金) 05:54:41.52 ID:Vcu5lhaq0
た、たるる〜と・・・
 

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