図書室の足音


431 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/12/10(月) 01:14:19.64 ID:lyxnVwYL0
零感だしちょっと中途半端な話なんだが・・・
ここやまとめを見ていたら相手(?)はどう思ったのかなと気になった出来事

小学生の時のキャンプの前日
一度家に帰ったあと、どんよりと曇った天気のなか当時図書委員だった私は借りていた本を返しつつ、キャンプ用に当時流行っていた怪談系の本でも借りていこうと学校の図書室へ向かった
学校が終わってからそこそこ時間が立っていたのもあり校内には人気がない
それは図書室も同じことだった、がなにかおかしい
うちの図書室は受付や自習机のある入口の部屋と奥の本棚が並んでいる部屋の二部屋で構成されているんだが、校舎も図書室も誰ひとりいない中で奥の部屋だけ煌々と明かりがついている
いかにもそういう映画とかにありそうな光景
少しびっくりしたものの単に消し忘れだろうと本を返し奥の部屋へ
怪談の棚の前に行き さぁどれにしようかと物色を始めたあたりで、部屋の外から足音が聞こえてきた
コツ コツ コツ・・・と今思えば学校の床から鳴るにしては固めの足音が規則正しく鳴り響く
それまであまりに人気が無かったので、自分意外にも誰かいたのかと少し意外に思いながらも本を手に取る
足音をBGMに、キャンプで盛り上がるようないい話をなんて言い訳しながらついその場で本を読み出す
半分くらい読み進めたときかな、ふと気付く
さっきの足音がまだ変わらず聞こえてきていることに・・・
近くに来るでも遠ざかるでもなく同じ大きさで響く音
小学生用の本とはいえ読んだ量を考えると、普通に考えれば学校中を巡っても余るくらい時間が経っている
足音は変わらない
怪しい雰囲気の図書室に謎の足音、怪談の本・・・お膳立てしたかのような状況に固まる自分
やっぱり変わらない足音を聞きながら本を戻しゆっくりと息を吐くと・・・そのままダッシュで逃げ出したw

結局オチまで見てなくて普段は笑い話扱いにしてる
もしやちゃんと脅かし損ねて呆然としてる幽霊さんがいたのかもと思うと少しすまない気分だw
 

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