大惨事

流れぶった切って投下

先週の初め頃、布団でウトウトしてたら金縛りに襲われた。
いい気持ちだったのに・・・と不機嫌になったのも束の間、急に女性の顔が視界に入ったかと思うと、グワッと近付いてきた。
霊感皆無ってわけじゃないが、ここまではっきりと人型のモノを見たのは初めてだったので滅茶苦茶ビビって絶叫。
もう頭真っ白でただただ「人生終わった」とか思ってたら、怖すぎたのか急に両足のふくらはぎが攣る。
痛みでのけぞったら今度はベッドから落ちてしこたま顔面強打、鼻から出血し、痛みのあまり目の前が真っ白に。
そして気付くと太ももに生暖かさ・・・明らかに失禁してます本当にありがとうございました。
　

あまりの踏んだり蹴ったりっぷりと、成人して以来初めて失禁してしまった情けなさ、それに一向に収まらないふくらはぎの痛みで、うつ伏せのまま鼻血垂らしながら号泣。
幽霊の事なんか頭に無く、ただただ号泣してたら頭を撫でられる感触と「よしよし」って声がした。
俺は「お前のせいだろが！！！！」って泣きながら叫ぶ。当然だ、こいつがいきなり近付いたことが全ての発端なんだから。
で、叫んだ瞬間に金縛りが解けたので飛び起き、必死にふくらはぎを伸ばした。
その時視界の端で女の霊を見てたら、彼女は複雑な表情を浮かべてしばらくこっちを眺めた後、俺のふくらはぎをさすり始めた。
　

それから結構な時間痛みに悶えてたんだが、女の霊はずっと俺の足をさすってくれてた。
今思い返すと大の大人が失禁しつつ悪霊（仮）に足をさすってもらい、号泣しているという非常にシュールな絵である。
その後十分以上掛かってやっと痛みが収まり若干落ち着きを取り戻すと、女はポンポンと俺の頭を撫でて消えた。
最初はあらゆる苦痛から開放されて呆然としてたんだが、ふと現実に戻ると部屋も顔面も大惨事で、片付けながらまたちょっと泣いた。
　

その日はそれ以上何も無かったが、後日この話を友達にしたら（失禁の件は飛ばした）大笑いされたので、このスレに書き込んでみた。
幽霊の皆さん。あなた方はいたずらのつもりでも、一般人は死ぬほど驚くことを知っておいてください。
それと、あの日以来たまにウトウトし始めると、寝付くまで頭を撫でられる事がある。
罪滅ぼしのつもりなんだろうか？なんにせよ、彼女が悪霊でないことを祈るばかりだ。
　

この日から、俺と霊との奇妙なラブストーリーが始まった…
　

>>742
何それ萌える
　

>>742
もしかして：トッパー・ハーレー
　

>>743
ワロタw
思ったんだがもしかしてご先祖さまかもよ。
何か言いたいことあって出てきたら、必要以上に脅かしてしまったようで、
おろおろしてたとか。
これだけの醜態晒したのに、吊った足の面倒見てくれたりしたのは、
身内だったからじゃないかとw
　