白いもの


127 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/08/30(火) 17:40:29.04 ID:9WT1yMSS0
今まで読むだけだったけど、思い出したことがあったのでカキコします。

小学2、3年生の時じいちゃんが亡くなった。
オレが住んでた地域には墓場でこけたら、靴片方と髪の毛三本を置いていくって風習があって、
あろうことか当時4つ下の妹が、オレのサンダル履いてコケやがった上に、隣の余所のお墓にぶつかったもんだから
もしかしたらオレに何か来るんじゃないかって、ガクブルしてたんだけど、そこはまぁ、子供だったからすぐに忘れて夜、「さぁ、寝るか」って和室に引いてある布団に入った。
うとうとしてきた頃に、足元の方でカサカサ・・・って音がするから、まさかG?と思って、起きたんだ。
そしたら、白いものが自分に向って這いずるように近づいてきてた。
昼間のことを思い出してパニくったオレは引き戸を勢いよく開けて、叫びながら隣の居間に飛びこんで、
居間でテレビ見てたおかんと姉が、「どうしたん?!」「何があったん!?」てパニックのオレにびびって、
オレもしゃくりあげながら「何か白いもんが動いて追っかけてきた!!(泣)」と隣の部屋を指差したんだ。
でも、おかんと姉 ( ゚д゚)ポカーン て顔してて、ちょっと落ち着いたオレも恐る恐る振り向いて確認したんだ。

引き戸の前に妹の“オムツ”が落ちてた。

必死に「ちゃうねん!ほんまに動いたん!!追っかけてきたん!!」と訴えたが、おかんと姉は大爆笑で、散々バカにされた。
でも、オムツは本当に隣の和室から、居間までオレを追っかけて移動してきたんだ。
図にするとこんな感じ↓

和室側

=====←引き戸
○←このへんにオムツ

居間側


当時は怖かったし、おかんと姉に笑われて悔しかったが、大人になった今は、自分でも笑えてきたので書きこんでみました。
  

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