秘密基地

120を投稿した者ですが。

友人と一緒に廃墟を「秘密基地」と言って不法占拠していた時の話。
暗くなって、もうそろそろ帰ろうという時間帯になってから、何人かのグループがその廃墟にやってきた。
自分も友人も秘密基地に誰にも来て欲しくなかったから、あちこちでわざわざ音を鳴らしたり後を走ったり階段の下から足を掴んだりしてた。
そんなことを続けているうちに心霊スポットとして広まったのか、どんどん人が来るようになってしまったから撤退せざるを得なかった。
撤退してしばらくすれば噂も収まるだろうから、またその時に戻ればいいなんて考えていた。
でも、それから全く噂が止むことは無く、何故か幽霊の目撃談が出てくるようになった。
当然、自分も友人も廃墟には行っていない。
だから、噂を検証するためにもう一度廃墟に行くことにした。
いざ訪れてみたはいいものの、待てど暮らせど何も起きなかったので、懐かしさもあって廃墟に潜んで幽霊のふりをすることにした。
しかしこれまた待てど暮らせど誰も来ない。
廃墟に潜んでいるのが飽きて帰ることになり、廃墟を出た瞬間に耳元で「またね」って声がした。
この時は声に怖くなって慌てて帰ったけど、もしかしたらこの幽霊は自分達が秘密基地にしていた頃からずっと居て、出て行った後も脅かす役を引き継いでくれてたのかと思うと何か笑える。

昔のことを思い出しながら書いたから読みにくかったらごめん。
　　

>>422
つまりは君たちだけが遊ぶ分にはオッケーだったんだけど
いっぱい来れられるのはイヤだったから脅していた
そしたら久しぶりに君たちが来てくれたから嬉しくなってつい声かけちゃった
と思ったらなんか可愛いw
　　

じんわりといい話だなー。
座敷わらしみたいな子が住んでたんですかね。
嬉しかったんだろうな。
　　

>>423
そういえば、あの廃墟でよく物を無くしたんだけど、翌日にはほぼ出てきたな。
出てこなかったのはデジモンカードと輪ゴム鉄砲、水鉄砲くらいか。
あの廃墟、それからもしばらく通ってたんだけど取り壊されちまった。

>>424
噂を総合すると、中学生くらいの、眼鏡をかけた大人しそうな男の子、らしい。
なかには女の子とか老人とか血みどろ色々あったけどやっぱり↑が一番多かった。
　　

>>429
中学生の男の子か。
成程、そんな年で亡くなって寂しかった所に、>>429さん達が来たもんだからきっと友達が出来たみたいに
嬉しかったんだろうね。
こうして思い出してあげた事がきっと供養になっていると思うよ。
いい話ありがとう。
　　

>>429
なんかもう、のび太にしか
　　