赤い花


94 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:08:05 ID:fnlDILYdO
流れを豚切って投下。携帯からスマソ


昔うちの父親が亡くなった時の話。

【前提】
当時、父は実家に一人暮らし。十二月の初めに他界。

私は同じ市内のアパート住まい、姉はずっと前に東京で結婚。
葬儀には夫婦揃って来てくれたが、義兄は生前の父とは面識が
なく、遺影で初のご対面。

【本題】
葬儀の後、四十九日まで遺骨を動かしてはいけないと教わったので、
昼夜働いていた私は時々実家に立ち寄って線香を上げていた。

数日後、留守番電話に姉から、
「すぐに連絡よこせ」とのメッセージが。
なんじゃい、忘れ物か?と思いつつ電話してみると、
姉「あんた、お父さんのお骨どうした?」
私「え、実家にあるけど」
姉「お骨、あんたん家に持ってった方がいいよ」
私「なんで?だって納骨までは動かしちゃいけないんでしょ」

よくよく話を聞くと、前の晩に義兄の夢枕に父が立ったらしい。
  
95 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:09:25 ID:fnlDILYdO
続き

父曰く、
『寒くてかなわんから、アパートに連れて行ってくれるよう
娘に伝えてくれ』

こちらでは十二月ともなれば気温は日中でもマイナスがデフォ。
火の気のない家の中は下手すりゃ外と変わらない気温なので、
父の訴えもあながち的はずれではないのだが……

義兄がなぜ直接娘達に言わないのか、と問うと、

父『あいつら二人ともガーガー寝てて気づいてくれない』



……零感娘で悪うござんした。
ちなみに、それだけでは信憑性が薄いと思ったのか、
『赤い花は嫌いだからやめてくれ』
との伝言も。
確かに祭壇には花が飾ってあるが、赤い花なんてあったっけ?
と半信半疑で実家へ向かった私。


遺骨や位牌を引き上げる傍ら、何気に花籠を確認すると…


そこには紫色の蘭の花が。

父よ、これは赤い花ちゃうよ…
  
96 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/06/17(水) 23:20:00 ID:PJ1hYdlF0
お父さん、息子が出来たみたいでうれしくて
義兄とほんとは一杯飲みたかったとかw
  
98 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:25:03 ID:hJkph2wz0
>>96
そう考えると、笑えない切ない話だな・・・
  
99 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:29:08 ID:fnlDILYdO
>>96
あーそれはあるかも。
父は男の子が欲しくて、私が小さい頃は頭を丸刈りにして男物の服
着せてキャンプだ釣りだと連れ歩いてたし。
義兄は父とは葬儀の時が初対面だったから、
夢の中で初めて挨拶した!って焦ってたらしい。
その後姉夫婦とは縁が切れたので、
今でも夢で義兄に会いに行っているのかどうかは知らんがw
  
100 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:41:43 ID:hJkph2wz0
>>99
>姉夫婦とは縁が切れた
kwsk
  
103 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:49:00 ID:fnlDILYdO
>>100
まあ、早い話が実家の処分をめぐってのトラブルですわ。
わざわざ遺産分割協議書まで作って持参した挙げ句、ほぼ全額
持ち逃げしてくれた上、人が留守の時旦那に電話かけまくって
2万数千円の電話代を置き土産にしてくれた姉なので。

そろそろスレチですね。
お目汚しスマソ、ROMに戻ります。
  
104 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 23:55:58 ID:fnlDILYdO
>>103ですが訂正

×電話代
○電話料金の請求書

家の処分のため姉がこっちに来る時に、私が立て替えた5万幾らの
飛行機代だけは払ってくれましたが。

何度も失礼しました。
   
107 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/18(木) 00:56:08 ID:QNNWGJkoO
>>103-104
兄弟(姉妹)は他人の始まり…
まで読んだ。
  

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