食べられない果物


179 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2017/09/05(火) 12:32:52.81 ID:Cf1GGjaQs
誰もいらっしゃらないようなので、安定の暇人の自分が投稿します。
セール中、忙しくて疲れていた所レジ前を子供が走っていた。もう店は閉めたし何より腰から下しか見えないし、疲れてんだなと無視。
片付けしてなんとなく、下を見ると顔のわからない子供がじっと見ていた。顔わからないのに、見ていることが分かるって不思議ですよね(*´∀`)
無視して片付けた。
この話を友人にしたら、可愛い子だった?と目を輝かせて訊いてきたので顔が分からんから分からんと答えたら不服そうだった。解せぬ。

小さな頃、なんの果物が好きだったか忘れたがある果物が好きだった。
「うちで取れた物だからあげる。この果物好きなんでしょう?」
そう言ったお兄さんから、その果物を貰った。ただ感想が欲しいから目の前で食べてと言われ食べようとした。甘い匂いがして美味しそうだった。
その時、急に母に呼ばれたので食べずに家に戻ることにした。 
「食べるから残してて!」
と言って戻ったら、母は呼んでなかった。首を傾げつつお兄さんのところに戻ると、果物は既になく食べてしまったと言われた。食べられる絶好の機会だったのにとも言われたが、怒る母は怖いので母が呼ぶのには必ず行くからどうしようもない。
少しふてくされながら、夕方母に苦情を言うとこの季節にその果物は作られないと言われたけど、納得出来なかった。知らない人から、食べ物をもらったら駄目だと注意された。
ただ、暫くの間その果物を貰って食べようとして毎回邪魔が入って食べられるないという夢を見る羽目になった。
相当食べれなかったことに対する無念があったと思われる。食い意地が張った話でごめん。
以上、特に落ちはないです。
 

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