ピンポンダッシュ

神嫁さん待ちの間に、投稿します

一人暮らししていた時のこと
夜中に、ふと目が覚めたので時間を見る為に携帯の電源を入れた。夜中の２時を少し過ぎた辺りで、妙に目が覚めてしまった。
なかなか寝付けないので、寝るのを諦めて怖い話を読むことにして、そのままの姿勢で読み始めた。
その時読んでいたのが、夜に双眼鏡で町を見るのが趣味で、いつも通り双眼鏡で覗いていると…という有名な怖い話。
読むんじゃなかったと後悔したが、結末まで読まないと尚更怖いので読み切った。さて、明るい話でも読むかと思った所で、下からタタタタタタ…という足音が上がってくるのが聞こえた。
音が止んだと思ったら、私の部屋のインターホンを押しやがる。そして、ドアノブをガチャガチャ！と回された。
読んだ話が話なだけあって、奴(怖い話のお化け)が来たのか？！あれガチの話だったのか!?出張?!と怖くなった。
怖くて、足音を出来るだけしないように歩き台所から包丁を掴んで玄関前に待機した。
待ってみたが二回目は鳴らなかったので、包丁片手に玄関を開けて周りをキョロキョロ見た。すると、お隣さんと目があったので話をしてみた。
お隣さん「インターホン鳴りませんでした？」
私「鳴りました。お宅も？」
お隣さん「はい。ドアノブガチャガチャって」
私「私もされました」
すると、お隣さんのお隣さんが玄関を開けて全く同じようにキョロキョロし始めたので
お隣さん「インターホンですか？」
というお隣さんの発言に、お隣さんのお隣さんは頷いた。
ごめん続く
　

続き

時間差で、お隣さんのお隣さんのお隣さんも出て来た。同じようにキョロキョロしている。
それで一旦、私を含めて４人は廊下に出て話をしてみた。やはり、インターホンが鳴ってドアをガチャガチャされたらしい。悪戯か？という話になった。
しかし、インターホンを鳴らして回った相手が見当たらない。私の部屋は、下の階と行き来する為の階段とエレベーターの出入り口近くだった。最後に部屋から出た人は非常口から近かったが、その前に三人が周りを警戒して見ている状態だったので、非常口から逃げたら分かる。
階段やエレベーターの正規のルートに逃げたのは、皆見ていない。そして、話を聞くと私の部屋から始まって順に鳴らしていったのが分かっただけだった。
犯人が分からなくて、気持ち悪いねーって話になっていって、ふと住人の手に持っているのが全員気になったようだ。
私「お化けか不審者かもしれないから怖い」→包丁
お隣さん「不審者かも怖い」→金槌
お隣さんのお隣さん「不審者かもしれない」→ノコギリ
お隣さんのお隣さんのお隣さん「不審者かもしれない。助けを呼ぼう」→携帯
犯人が分からない不気味さはあったが、皆思うことが一緒で笑って解散した。
音がうるさくての苦情かと思ったが、一階に住んでいた友人もインターホン鳴らされていたので不審者かもしれない。ただ、全員鳴らした相手を見ていない。
お化けが出なくてごめん。私は幽霊が来たかと思って怖かった。
一応言っておく、当時住んでいたアパートは女性専用だったと。
皆さん逞しかった以上
　

えーっと、相手が霊でも不審者でも〆る気満々だったと…

てか金づちとノコギリってwww
　

>>114ですね。やられる前にやる予定でした。

女性専用アパートだし、か弱い女性狙いとは許せん(同じ階の住人)ということでした。
ノコギリの方も金槌の方も日曜大工が趣味らしく、玄関に置いてたそうな。
　

つ　バールのようなもの
　

つ　「あっー」な本
　

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