押入れの中


101 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2017/04/27(木) 01:24:31.51 ID:e6AgTTDKO
未だに夢か現実か分からない話。気付かずセクハラした話なので、注意して下さい。
小さい頃アパートに住んでいた時、押し入れの下の段右側に物が一切入って居ないことがあった。
その日は家で絵本読んでいたら、お兄さんが来て
「探検をしよう。面白い所に連れて行ってあげる」
と言ってきた。二つ返事で了承した。押し入れの戸を開けて、中に入るように言われて入り戸を閉めて真っ暗にした。
「自分が先に行くから、後ろから付いておいで。後ろは絶対に振り向いちゃ駄目」
そう言われて、後ろを振り向こうとしたら怒られた。大人しく這いながら、お兄さんの後ろについて行く。真っ暗で姿は見えないけど、前に人がいるのが分かる感じ。
時々、見失うので物凄く速く這いながら追う。その音にビビるお兄さん。
余りにも勢いを込めたからか、前を行くお兄さんの尻に私の顔がぶつかる。
当時、何かぶつけてしまったら、ぶつけた相手(物)を撫でるのが癖だった。「ぶつかって、ごめんね」とか言って壁を撫でる…こんな感じ。
さて、尻に頭突き(?)を食らわした私がしたことは何でしょうか?
変質者のように、お兄さんの尻を撫でる私。
「ぶつかってごめんね。痛くない?」
「大丈夫だから」
「良かった。あ、お兄さん良い尻してる」
「撫でるの止めようか」
「はーい」
また二人して這いながら進んで行くと段々、光が見えてきた。
「光に向かって這って。自分は後ろに回るから、後ろを見ちゃいけないよ」
と言うので、光に向かって這って行った。
 
102 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2017/04/27(木) 01:47:46.88 ID:e6AgTTDKO
光が漏れている場所に辿り着くと、薄いベニヤ板?みたいなので蓋がされておりその隙間から光が漏れているようだった。
「板を外してごらん」
そう言うので、外してみたら草木が見えた。外に出たようだった。右手で地面を触ると当たり前だが、土が付いた。
「外だ!」
と喜んだ私を見て
「今から、ここを探検してこよう。きっと楽しいよ」
と言うので、喜んで出ようとした。
「ここから出たら振り向いても大丈夫だからね」
と続けて言われた。
「分かった。ここ良い匂いがするね」
何の匂いか忘れたけど、良い匂いだった。いつまでも押し入れから出ない私に業を煮やしたようで、気付いたら後ろに居たお兄さんが目の前に居て手を出してきた。
「引っ張ってあげるから手を出して」
手を出そうとしたら、後ろから母の声がした。私を呼んでる声だった。返事を返しても母が私を探す声は、止まなかった。
だから、私は外の景色に背を向ける形で振り返ったのだけど振り返った私に対してお兄さんは何か悲鳴のような声を後ろで上げていた。
そこで、気が付いたら母が心配した顔で私を覗き込んでいた。
押し入れで寝ていたようで、寝るなら居間で寝なさいって怒られた。右手を見たら外に行っていたかのような乾いた土が付いてて、押し入れを汚したのかと疑われた。
多分、押し入れの汚れだと思う。
その時、這ってたから膝が若干擦れて痛くなってたけど、結局は夢なんじゃないかなと思いつつ書かせて貰った。梅雨に入って雨の日のことでした。以上
 
103 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2017/04/27(木) 02:07:15.84 ID:e6AgTTDKO
あ、ごめん。
触ったは土サラサラなのと粘土っぽいのっす。雨で濡れてない土って感じでした。
 
104 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2017/04/29(土) 00:39:42.28 ID:6A4M49SlO
カラクリ屋敷かよ
 
105 名前:103[] 投稿日:2017/04/29(土) 16:16:44.63 ID:bSOSEVVpO
いや、からくり屋敷じゃなくて普通のアパートでした。
なんだけど、あの日の押し入れの奥が長くて外に繋がってました。その日は雨だったんですが押し入れの奥の外は、晴れで凄い気持ちいい風吹いてたんですよ。
別の日に同じことしても、普通に押し入れだったし…何より自分ちは真ん中の部屋で二階だったので、地面が触れる位置に出られる筈もなく。
…って書けば分かりやすかったですねorz
 
106 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2017/04/29(土) 20:57:07.78 ID:sxb8AO9N0
>>101-102 >>105
神隠し寸前だったわけですね。
 

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