叔母のアパート

明けましておめでとうございます。
元触手さん、高熱とか大丈夫でしょうか？(´・ω・｀)お大事に
新年も暇人なので、皆さんの投稿待たずに投稿します。

昔、叔母が二階建てのアパートに住んでいた時の話。
このアパートが、古い。二階への階段が錆びて欠けている部分が所々あるし、床は斜めになってる。
夏と冬の休みに泊めて貰っていましたが、私はそこのトイレが怖かった。
トイレのドアを開けたら、そこに陰気な女の人が座っていたから。
兄や母を連れて、女の人がいるのを主張したが二人して「居ない」と言う。
余りにも騒ぐから怒られて、一人廊下に置かれた。玄関から入ってすぐ隣にトイレと風呂場がある…そこが廊下な訳でして。つまりトイレ前に放置。
居間からは、テレビの騒がしい音と私以外の楽しげな声。
いつも女の人が！と言っていたが、その年初めて放置された。
段々、寂しくなったのと分かってくれなくてイライラしながら半泣き状態。トイレのドア開けたら、陰気そうな女の人がまだいた。
その姿を見て、涙腺決壊。
ぼたぼたと泣きながら、睨むと女の人がビクッと動いた。とりあえず、女の人がいるからトイレに行けないとかグダグダと喚いてドアを閉めた。
で、反省したようだとかなんとかですぐに居間に入れられた。多分、喚いたのがうるさかったんじゃないか。
その後、陰気な女の人は相変わらず居たがトイレのドアの中ではなく、トイレのドアの前に正座するようになってた。
これで問題なくトイレ行けるようになったと思うじゃん？
　

いざトイレ行ったら、ニヤニヤ笑う爺さんがトイレの水タンクにいた。
「女の人なら別に良いかと思ったけど、爺さんはないな」と母。因みに、女の人は常にいたが爺さんは夜しか出なかった。
その後、何かで叔母は引っ越したがあのアパート引っ越し後に色々事件があったとかで取り壊しに。引っ越した先のアパートも充分、事故物件だったようで私に一回確認が何故かきた。
「この部屋は良いけど。他の部屋が怖い。特に向こう」
と言ったら、「正解」と言われた。正解の意味が分からず話を聞くと向こうの部屋に、人の良さそうな男の人が住んでいたようだったけど…まあ、DVとかなんとかで事件になっていたようだ。
ただし、叔母が引っ越す三年前の話。
以上です。
　