生まれた頃


633 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/10/04(日) 19:00:10.33 ID:GcqF0elFO
生まれて母子共に退院後すぐ、母は実家に一時期にお世話になった。
親(私から見て祖父母)が畑仕事に行ってる間、母が家事をしていた。時々、上の子と下の子(生まれた子)の様子を見ていたが二人が昼寝をしたので家事に専念。
10分経った頃に様子を見ると、上の子は10分前と同じ場所で寝ていたが下の子が居なくなっていた。
下の子を壁ギリギリに寝かせ、その隣に上の子、足元には三人の旅行鞄があり枕元には絵本等があって下の子を囲むようにしていたのに。
一瞬青くなったが、すぐに下の子は見つかった。
壁とは反対側の廊下近くで寝ていた。
どう移動したのか分からなかったが、ホッとしたそう。そんな最中、廊下から肘から下までの真っ白な腕が下の子の服を掴もうとしてるのが見えて固まってしまった。
母が動けない中、腕が下の子の服を掴んだ瞬間、玄関から

祖父「なんばしとっとかあああああああああ!」

と言う怒鳴り声。
今更ですが玄関は、母のいる台所内と子供達の寝ている居間と廊下が見える位置にあります。
怒鳴り声にびっくりしたのは母だけではなく、腕もびっくりしたらしくびくついた後に消えた。
その後、家事させる為に置いてんじゃない!身の回りの世話を自分達がする為に置いてんだゴルア!孫を見ろ!と言うお説教が始まったらしい。怒鳴り声にもお説教にも、子供達気付かず爆睡。
腕について祖父は見えてなかったそう。

続く
 
634 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/10/04(日) 19:28:45.92 ID:GcqF0elFO
続き

見えてなかったのに、その日の夜には腕の浮かんでた(?)位置に塩と酒撒いてたらしい。

一人座り出来る程成長した時のお盆。その時も里帰りした。
お盆の準備で慌ただしく動いてる時、一人座らせて放置。
お盆の準備をサボっていた叔母が、きゃっきゃっと機嫌良く笑っている声を聞いたので何事かと見ると、その下の子は何もいないのに笑っていたそう。
叔母が構い始めた途端に真顔。
更に叔母の頭上辺りを見ながら笑い出す。
赤ん坊だから、何か見えるんだとワクワクしてると
祖母「サボってんじゃない!(母)は子供達見ろ!(叔母)がそっちをする!」(要約)
祖母に見つかり連行されたそうな。

母(叔母から見て妹)から昔聞いた話と自分(叔母)が見た昔の話をされた。下の子と言うのは私です。
叔母「今も見えてるんだっけ?この間、見間違えたとか言ってたけど、こんな感じに見えてたんじゃない?(´∀`*)」
とワクワクしながら、○目○人帳と○鬼夜行○を渡されてどう反応したら良いかが分からないので、苦笑いしておいた。
旅行のお土産渡しに行っただけなんだけど。

出産から退院後すぐに赤ちゃんって一人で移動出来るもんなんですね。
オチがなくてごめん。
 

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