襖の指


405 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/06/27(土) 13:52:20.58 ID:YnIWtkv+O
小さい頃アパートに住んでいました。
ある日、布団を入れていた襖が閉まらなくなった。どんなに閉めても、かすかに隙間が空いている。
勿論、布団等が挟まっている訳でもなかった。
それが続いた二日後、襖の滑りを良くする為に、母が蝋燭を買いに行った。
見送ってすぐに襖の所に行きました。
布団等は挟まってませんでしたが、指が挟まってました。
躊躇なく襖を開ける。
消えている。
閉める。
指がこんにちは。
開ける。
本体はいない。
を繰り返して遊んでました。
その遊びも飽きたので、襖を力いっぱい閉めました。
指が抵抗して襖を掴みます。
更に力を入れて閉めます。
段々、指も本気(?)で抵抗し始めました。
病気のように真っ白な指が力を込めて、更に真っ白に。
そのやり取りをしている間、例の姫袖の女装男子が
「何してるの?」
と聞いたので
「地獄に落とすの。手伝って」
「そっとしてあげて」
と言われましたが、こちらも後には引けず最終手段を使いました。
近くにあった定規でぐさりと。
手を離した瞬間に閉めました。
因みに、地獄に落とすは何故か言葉に出ただけです。
その後は指が挟まることはなくしっかり閉まりました。
後日、アダ○スフ○ミリーを見て指を捕まえるべきだったと後悔しました。
 

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