墓地のお爺さん

数年前の話。

ある日、学校帰りに友人２人と墓地の散策をしていた。
そこで元気いっぱいに運動をしているお爺さんに出会った。
白いタンクトップに白い短パン、白い鉢巻。
お爺さんなのに若さ溢れるいでたちで戸惑う女子中学生３人。
すると、お爺さんが満面の笑みを浮かべて話しかけてきた。

「いい天気だね！」

抜けるような青空に負けないくらいの輝く笑顔につられて笑う私達。
お爺さんはその笑顔のまま、お墓に手を突いて準備運動を始めた。
準備運動が終わった後はそのお墓の周りをぐるぐると走っている。

元気な老人っていいよね、などと話しながらお爺さんの横を通り過ぎる。
すると、おじいさんの姿がすうっと溶けるように消えてしまった。
驚いて振り返ってみたが、やはりお爺さんの姿は無い。

「………あっ！」

声が聞こえたと思ったら空中からお爺さんが現れた。
照れたような顔をして、また走り出すお爺さん。
今度は背中を向けても遠くに行っても消えなかった。
墓地に出る前「さよーならー」と言ったら、手を振り返してくれた。

かわいいお爺さんだったな…
　　

>>434
女子中学生３人で学校帰りに墓地の散策というところに突っ込みたいんだがｗ　
　　

>>436
地元では普通だったよ。
肝試しも墓地、散歩も墓地、通学路も墓地。
ジョギングコースにしてる人もいた。
　　

>>437
ふたたび現れたたときは
空中を走っていたの？
　　

>>438
ちょっと浮いてた。
ドジっ爺だね。
　　

>>439
幽霊になっても健康に気を使うとはさすがだね
　　

>>434
夜に運動会があるんだよ
　　

>>454鬼太郎www
　　　

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