エロじじい

ちょっと長いけど、先月起こった話。

俺の住む地域は田舎なんだが、ここ最近、行方不明者が立て続けに出た。
田舎ってさ町内スピーカーみたいなのがあって、役所から放送があるんよね。
最初の人は72歳のじーさんで、月曜の昼から行方が分からない。
服装とかの特徴を言って放送は終わった(放送があったのは火曜の夕方)
その放送は毎日、昼と夕方の２回あるんだけど、じーさん不明になって４日目の
木曜の夕方にピンポンパンポンてお決まりの音がしたから、
まだじーさん見つかんないのか…って思ってたら今度は別の人で、
６５歳のおっさんが昨日の夕方、作業服をきてサンダルで出たまま行方が
分からないってことで、このおっさんはこの話に関係ないので詳細ははぶく。
結論を言うと、３日後に事故死体で発見された。
依然として１人目のじーさんの行方は分からない。
そして、じーさんが失踪してから１週間たった月曜の夜のことなんだけど、
風呂場からけたたましい姉ちゃんの叫び声がして、バスタオル一枚でリビングに
駆け込んできた。
はいはいまたゴキブリだろ、と思って俺がハエ叩きを取ろうとしたら、姉ちゃんは
「風呂の窓から男の人が覗いてた」と言った。
その瞬間、親父は物凄い勢いで、玄関ぼうきをもって畑に駆け込んでいった。
俺んちの風呂場の窓は畑を向いているので。てか田舎は畑を通して民家を
行き来するよね。
俺は絶対、姉ちゃんの勘違いだと思って親父がいないすきに、
チャンネルを報道ステーションからオジサンズイレブンにかえた。
したら、親父が変な声出しながら帰って来た。右手にほうき持って、左手にジーさんの
腕掴んで。
オカンも俺も姉ちゃんも( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝてなった。そのじーさん行方不明の人と特徴が
そっくりだった。
とりあえず、役所の放送の手順にしたがって警察署に電話して引き取ってもらった。
じーさんボケてて話の要領を得なくて大変だったんよ。
　　

翌日の朝に、そのじーさんの息子さんから電話があって、お礼を述べてた。
けど、またびっくりしたのが、そのじーさん引き取られた日の夜中に亡くなった
と言われた。
また家族全員( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝてなった。眠るように逝ったらしい。
それで、直ぐにでもお礼に伺いたいいのだけど、葬儀の手続きやらなんやらで
行けない事を詫びるような話で、俺の両親も知らん顔できないから、
こちらから通夜に出向きますみたいな感じで電話が終わった。
で、その日の夜に通夜に行ってきた２人は、向こうの家から菓子折り貰って
帰ってきた。
それで、明日の葬儀には行くべきかで話してた。
んで翌日、まだ葬式の話をしてた両親に、、また向こうの家から電話があって、
今度は奥さんの方で、折り入ってお話があるのでやっぱり後日伺いますみたいな
内容らしかった。
それならこちらから葬儀に参列しますので～みたいなことをオカンが言いかけた
んだけど、人のいない場所で話がしたいと言う。
結局、葬式から２日後にじーさんの息子の奥さんが家にきた。
息子さんとうちの親父は仕事でいなかった。
俺は座敷の神妙な空気に祓われて、自分の部屋で２ｃｈしてた。
２時間くらいしてから、奥さんは帰って行った。
オカンは妙な顔してたけど、何度聞いても話の内容は教えてくれなかった。
で、その次の日に姉ちゃんが仕事休みで、俺の部屋に漫画を借りに来たとき、
「あれ何の話やったやろうな」って聞いてみたら、
「ああ、あのじーさんが化けて出たんやって」となぜか姉ちゃんは知ってた。
　　

ちょっと待て、その手の話ならオカ板の住人である俺にしろよと思ったけど、
とりあえず姉ちゃんから聞いた話。
通夜の夜、その家の奥さんが寝てたら、金縛りにあった。見るとじーさんが、
正座で自分の上にいた。そしてじーさんが言った。
「おまえより○○さんとこの娘の方がいい体してた」「お前は乳がない」「魅力がない」
と散々罵られたと言う。
実はじーさんは生前も、ボケたふりを利用して奥さんの風呂に乱入したり、
体をさわったりと酷いセクハラじじいだったらしく、その化けて出たじーさんの言葉を
聞いておたくのお嬢さん…つまり姉ちゃんになんかしたんじゃないかと心配になって
来たんだと。
故人の悪口を言うのも気が引けたらしいけど、オカンが風呂を覗いてたって話を
正直にしたら、奥さんは泣きながら謝って、明日旦那と改めて謝りにくると言ってた。
けど、たいしたことじゃないからいいって、この話は旦那さんにもしなくていい
ってオカンは慰めたらしい。
内容が内容だったから、姉ちゃんにしか言わなかったんだって。

じーちゃんが行方不明の１週間、何をしてたのか謎のまんまだけど、最後に若い娘の
裸が見たくて家出したんかな。
んでも、わざわざ化けてまで、散々自分の面倒を見てくれた奥さんにそんな酷いことを
言わなくてもってちょっと思った('A`)

あんま面白くなくてごめん
　　

笑えない
胸糞
　　

でもゴメン笑っちゃった
前にあった危篤から気合で生還したじいさんが
次の時は看護士のお姉ちゃんの乳に眩んで
気合が入らず、そのまま死亡
後日孫の夢だか何だかで、その旨を説明って話を思い出した
そっちの方が素直に微笑ましいけど

男ってヤツァーいくつになっても
　　

田代するために一週間彷徨ったあげく
亡くなるとは凄まじきかな
　　

>>772
乳に眩んだら帰って来そうなもんだがな。ダメだったのか。
　　

乳だけに意識がバーストして散ったんだろう。
　　　

>>775
じわじわﾜﾛﾀ
　　

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