特異体質


76 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2011/05/16(月) 21:13:25 ID:ebcwT7/KO
霊感少女で有名だった、大学の先輩にまつわる話。
ただ、私は全く面識がなく、研究室で語り継がれてる伝説の先輩ってくらいしかしりません。

うちの民俗学研究室では毎夏休み、フィールドワークを行います。で、先輩たちも夏にとある地域に出向いて民俗学の研究をしていたそうです。

そこで、先輩達数名もフィールドワークをしていたわけです。したらば、まぁ、民俗学といえば狐狸妖怪の類から幽霊までもが範疇に入るわけですから、物好きな方も多く、皆で心霊スポットにいこうか、となったわけです。
場所はトサツ場。(携帯変換で出ませんでしたorz)
先輩たちがそこに一歩踏み入れた瞬間、沸き上がる不快感。これはやばいと逃げ帰ったそうですが、そりゃもうわんさか憑いてくる。
霊感先輩は見えるけれどお祓いなんかはできないらしく、みんなで近場で一番有名な神社でお祓いしてから帰ることに。

それで先輩たちが神社に向かって移動していると、一人だけケロッとしている先輩A。
他の先輩たちは肩やら空気やらガンガン重くて、体を引きずるように歩いているのに、その先輩だけは(・×・)な感じ。
と、突然笑い出した霊感先輩。

先輩B「なに? どした」
霊感先輩「いやさ、Aくんの周り、霊が避けてるw」
先輩C「まじで?」
霊感先輩「うん、Aくんだけスルーされて逆避雷針みたいになってる」

他の人の周りにはガンガン憑いて来たのに、一緒にいるA先輩だけはスルーというのに一同爆笑。

最後に迎えに来てくれた先生に「なんで××神宮にいるの?」と聞かれ、「いや実は…」と話ながら「でもAくんだけは霊からスルーされてました」で笑い話になったそうです。
  

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